セクシー山賊と犬の王

□冒険編
1ページ/47ページ


むかーし、むかし。ワンワニアという国に、ロレンツォという、それはそれは美しい青年王がおったそうな。

その美しさたるや、一目見れば花恥じらい、貴婦人は卒倒、若者は前かがみという怖いほどの美形であったそうな。

ロレンツォがまだ王子の頃から、その美は諸国に聞こえ、ぜひうちで小姓修行をというスケベ領主からのお誘いが絶えなんだ。

ところが、ロレンツォは筋金入りのバリタチ。ついでに戦も強かった。

諸侯のお誘いをうけるはおろか、近隣諸国に攻め入り、ずんばらりんと攻め滅ぼしてしまった。さらには、見目良い捕虜をベッドにいれては、辱めて楽しんでおったそうな。

詩人のいう――。


諸国大名弓矢でころす。ロレンツォ王は、ついでに犯す。


ロレンツォは美しくて強い男が大好物であった。時にそうした男を仕入れるためだけに戦をし、捕らえては愛人のコレクションを増やしておったそうな。

苦しんだのは戦費を捻出する領民たち。さらには同じく美形を愛する貴族のお父さんたちであった。

ロレンツォは時に、美しい貴族の子弟、配下の武将を参内させ、つまみ食いし、気に入った者を召し上げておった。一族に美形の者がなければ、領民から見目良いものを引き抜き、差し入れておくようにとのお達し。

しだいに諸国には不細工がのこり、ロレンツォのまわりのみ、きらきらしい美形が集結するという事態になった。

「ロレンツォだけに美形を独り占めされてくやしい」

地はスケベ親父たちの怨念に満ちておったそうな。

畏れながら、と側近が意を決していさめても、

「バーナムの森が動いても、帝王切開で生まれた者が現れても、わが世は安泰じゃ」

それより侍従長、とロレンツォは四十がらみの側近の腰を抱き、尻をまさぐると、

「あ」

側近が身をよじるがロレンツォは許さない。がっちりとその腰を抱き、淫らに尻をなで上げる。と、タイツのまるみには一箇所、硬いものが突き出ているところがあった。

「ふふ。素直に入れておるか。侍従長」

侍従長が頬を赤くする。
その尻穴には小さな張り形が詰め込まれていた。ロレンツォはその責め具を指先でつかみ、ツイと引き抜く。

「お、 おやめください。へ、陛下」

尻穴を責め具がすべり、侍従長がうろたえる。が、ロレンツォは笑いながら、なお淫らにその責め具をつまんでこねまわし、グイグイと抜き差しする。

「アッ、アッ、おゆるし」

「どうした。よいとこにあたっているか」

「おやめ――クッ、ア」

しだいに侍従長も声が噛めない。

「アッ、ハッ、どうか、このようなところで、アアンッ」

それまでも歩くたびに異物があたり、淫らにぬくもっていたものが、強い腕に抱かれ、ねじ込むがごとく責められてはひとたまりもない。

「アアッ、やめ、ヒいッ」

こらえきれず、腰を波打たせ、下着を汚してしまった。

「このようなものを尻にはさんで、余に諫言とは片腹痛い」

側近のからだを打ち捨て、ロレンツォは言い放った。

「余に不満の者あらば、わが城を攻め、余を打ち滅ぼしてから言うがよい。鼠輩の泣き言など聞く耳もたぬわ」

侍従長は乱れ髪のうちより、うらめしげに見上げた。

「――予言の者が現れないことを祈るばかりです」

この時はさすがの王もいやな顔をしたそうな。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ