少女の魂
□少女の世界
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【 歪む日常へ "サヨナラ" 】
見えた光が遠のく
最初っから無いと分かっていても手を伸ばした
これが、日常の歪んだ瞬間だった
「何処だッ!!」
「クソッ!見当たらねぇ!!」
「逃げ足だけは早ぇ奴だッ!」
小さな希望に胸を躍らせ
世界の終焉を歌った
「そっちは如何だ!」
「まさかもうココから出たんじゃねぇだろうな!?」
「それはねぇよ!」
「探せぇッ!!」
神はいない
小さく絶望を口にする
「アイツを・・・木下 亜実をッ!!!」
己に課せられたのは
"罰"そのものだった