マB

□ゆでたまごを作ろう
1ページ/1ページ

趣味が料理のアーダルベルト。その腕前は血盟城の料理長さえも唸るほどだとか


そんな彼は仲間達に料理を一から叩き込んでいる。


一番覚えの良いベルマは宮廷料理を作れるまでになり、逆に一番覚えの悪いキーナンはというと…



「俺ゆでたまごの作り方教えたはずだよな?」

「はい」

「なんだこの黒い物体は」

「……暗黒揚げです」

「…今考えただろソレ」

「すみません」



戦いや国事情など政治的な難しいことは理解できるようだが、料理に関しては覚えが悪すぎて、作るもの全て真っ黒焦げにしてしまうキーナンにアーダルベルトは優しく厳しく指導する。


キーナンが作る料理は火を使ってないものまで真っ黒焦げにするというダークマターを製作する、ある意味で天才的な才能がある。使えないけど



「どこをどうしたらこんなになるんだ?」

「偶然の産物です」

「当たり前だ、偶然じゃなかったら俺はお前を……まぁいい、ゆでたまごできるようになるまで練習しろよ」

「はっ」



はじめての ゆでたまご



沸騰したお湯に生卵を入れて、数分ゆでるだけ



はい、ダークマターの完成♪



「何でだ!?」

「中まで火が通って焦げ焦げです」

「やり直し!」



やっとゆでたまごっぽいものになったのは、朝陽が昇るくらいになってからだった。





あとがき

アーダルベルトの料理食べてみたい。
きっと彼らは毎日アー様のご飯食べてるんだろうなぁ…だからなのかわかりませんが、第1シリーズよりふくよかになった気がします(第3シリーズと比べると)

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ