マA

□後輩と白い魔女
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アーダルベルトに任務を言い付けられたマイスは、ウィンコット城に到着した。

ウィンコットに着いたら必ずしなくてはいけない事がある。




ジュリアさんへの挨拶。





これを疎かにしたら、笑顔でぶっ飛ばs…大変な事になる。

以前アホな新人がジュリアへの挨拶を疎かにした時、それはもう恐ろしい事になってしまった。

それを教訓に、ウィンコットに来たら領主の前にジュリアに挨拶を済まさなければならない。



「あードキドキしてきた…。フツーに挨拶すりゃいいだけだよな」



意を決して、医務室の重い扉を開いた。

衛生兵に任務の事を伝えると、中に入れてくれた。


何人か患者がベッドで横になっているのが見える。

訓練か何かで負傷したウィンコット兵だろう。



「情けねぇな…グランツ(の訓練)だったらケツひっぱたかれて無理矢理兎跳びだぞ」



1人ぽつりと呟いてみる。
ウィンコットとグランツの合同訓練があったら、こいつらダメダメだろうな〜と思ってしまう。

やっぱり合同訓練するなら、ヴォルテールとかラドフォードとか…




「それはいけないわ。合同訓練があるのに…」
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