「ノーウェ!!」


「うおっ!!?な、なんだ急に?」



海を眺めていた所をいきなり背中に飛び付かれて動揺せずにはいられない。

何てったって胸が……じゃなくて、オレ達はそういう関係じゃないからな。



「今日何の日か知ってる?」


「今日?」



考えてみても何も思い付かない。



「ウソップの誕生日なのよ。」


「へェ〜。」



そりゃめでたい。



「あとね…」


「まだなんかあんのか?」



いつの間にか腰に回されていた腕は首に回されていて頭の上に顎を乗せられた。



「………」


「ナミ?」



一向に話さないナミに痺れを切らして上を向いた。



―――チュッ―――



「は?え?///」


「今日はエイプリルフールなの。大好きよ、ノウェ。」



不意打ちのキスに慌てるオレを余所にナミは爆弾発言を残してその場からいなくなった。



「……てことは、つまり…そういう事なのか?///」



オレは頬を掻きながら甲板に向かった。















「このキャプテン・ウソップが生まれたこの日を誰でも嘘を吐ける日にしたんだ!!」


「へぇ〜それがエイプリルフールって言うのかぁ…すげェなウソップ!!」






エイプリルフールの背中押し―――


 






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