お題小説

□不機嫌に曖昧
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「なぁ、スクー。何でそんな拗ねてんだよ」

腕を組みコーヒー片手に雑誌をめくる彼女。
明らかに不機嫌オーラがにじみ出ている。

ともかく機嫌を直すために何かやってみよう。

オレ、今日何かしたかな?

そうだ、もしかすると……。


「もしかして、オレが他の女といてたのが気に食わない?」


ガシャンと大きな音。
木っ端微塵に砕け散ったコップと、床にしみを作るコーヒー。

大声を上げて笑いそうになった。
なんて単純でかわいいやつなんだろうか。


「へー、そうなんだ……」

音もなく笑えば、一発コブシが飛んできた。


「いってぇ!」

「てめぇはいつもいつも、怒らせやがって!オレがどんだけてめぇの事思ってるかわかんねぇだろぉ!」


座っていたソファから立ち上がり一言。

すぐにそれが恥ずかしいことだと気がついたのか体を丸めて座りなおした。


「だっ、だからその……、オレはお前を好きだから……」


小さな声がオレの耳をくすぶる。

ねぇ、もう一回言って?


「なっ、なに笑ってんだ馬鹿!」


何で笑ってるかって?

決まってんじゃん。


「スクアーロが好きだからだよ」

end

甘いのか分からなくなってきた(汗)
相変わらず、嫉妬話は好きだ


 

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