お題小説

□いちばんじゃなくていい?
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「う゛ぉ゛おい、ディーノ!飯食いにいかねぇかぁ?」

子供のように無邪気な笑顔が、オレの前に現れる。
テンションの高さに、少し引きながらも、腰掛けていたイスから身体を持ち上げ、肯定の合図を送った。


「どうしたんだ、スクアーロ?今日はやけに素直だな」

問いかけに応じるように、彼はふわりと微笑む。

「ボスがな、褒めてくれたんだぜぇ!」


その微笑みが、自分に向けられていない事を察すると、オレの心は黒いモヤモヤで一気に覆われた。


「あの、XANXUSがなぁ……」

皮肉を込めて何と言おうが、スクアーロの笑顔は曇らない。


そこまで、彼に褒められた事が嬉しかったのか?

どうして、お前の笑顔は、オレに向けられていないんだ?


「なぁ、スクアーロ、お前さ、XANXUSの事、好きか?」


心のモヤモヤを取っ払う為に、一言。

一瞬小さな沈黙が訪れたが、彼の答えには否定の一欠片も入っていなかった。


君の一番は、オレじゃ無いって分かってる。

けれど……。

オレにとっての一番は、必ずしも、君だから……。


君の一番になれなくとも、君はオレの一番。


end

あとがき

切なくなりません(汗)
感情がこもりませんっ!
もう少し、勉強します(汗)


 

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