デュラララ!!
□会いたい？
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電話のアドレス帳を開いてみた。サ行に行くと大好きな彼の名前が乗っている。
躊躇しながらその名前を押すと見慣れた携帯番号とメールアドレス。ゆっくり携帯番号を押した。
この時間帯、静雄はまだ家にいないかもしれない。もしかしたら寝ているかもしれない。
どっちにしろ私が電話をかけるのは迷惑な行為だ。彼は気にすんなって言ってくれるけど
なんだか、怖い。
「はぁ〜…」
溜息が混じる。こんなボタンひとつ。それを押せばあっという間に彼に繋がれるのに私はそんな勇気もない。
「でも、最近…声聞いてないし」
「…おしちゃおうかなあ」
私は目を瞑ってボタンを押した。案外スッと押せるもので、さっきまでの気持ちは消えていた。
『亜子か？』
「静雄久しぶり」
『どうした?』
「声が聴きたかっただけ」
『今から会えるか?』
―今から会いたいよ
私はそう電話に向かって呟くと、彼は“待ってろ”と優しく返した。
意味不(*-ω-)
携帯電話はいいねぇ