REBORN!連載
□第9話
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駒鳴「…虎枝君、そろそろ体の限界が近いんじゃない?」
屋上に姿を現したのは駒鳴だった。
クスクスと笑いながら翠に近付いてくる。
翠にとっては反撃のチャンスでもあった。
翠『(…まさかこんなに早くチャンスがくるとはな)』
駒鳴「いいかげん諦めて私のものになったらどう?
私だって虎枝君が傷付く所を見たい訳じゃないのよ」
翠の前で立ち止まると笑顔で言った。
翠はと言うと呆れてため息混じりに返答した。
翠『…前にも言ったケド、俺好きな人いるからさ。
むしろそっちが諦めてくんない?』
駒鳴「っ…そう!
じゃあもっと痛めつけられてもいいのね!?」
声を荒くして駒鳴がそう言った所で翠の携帯が鳴った。
取り出して見ると雲雀からのメールが入っていた。
翠『…昼休みが楽しみだな』
メールの内容を確認した翠は駒鳴にそう告げると屋上を後にした。
残された駒鳴は言葉の意味を理解出来ずただ呆然と立ち尽くしていた。