REBORN!連載

□第5話
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雲雀が翠の教室に行くと生徒達がざわめきはじめた。
雲雀は気にせずに鞄を取りに机に向かう。

教師「ひ…雲雀君。
虎枝が授業に出てないんだが、な…何か知らないか?」

教師がおそるおそるといった様子で雲雀に問いかけた。
雲雀は翠の鞄を持ち答えた。

雲雀「虎枝 翠は早退。
僕が許可したから」

言い終わると雲雀は早々に教室を去った。
雲雀の言葉を聞いて生徒達は怒りを込めながら話していた。
教師は関わりたくないのか聞こえないフリをして授業を続けている。

男子「アイツ、逃げやがった!」

女子「絵音殴っといて自分は逃げるなんてアリエナイよね〜!!」

駒鳴は目に涙を浮かべながら話した。

駒鳴「(まさか風紀委員が味方につくなんて…)
虎枝君にも何か事情があるんだよ、きっと…
だからみんな責めないであげて…」

男子「そんな…あんなやつ庇うなって!
ひどいめにあってんのに!!」

女子「そうよ!!絵音いじめる最低なヤツなんだから!」

生徒達は口々に翠が悪いと言い、駒鳴を励まそうとしていた。
駒鳴は涙を流しながら言葉を発した。

駒鳴「みんな…。
ありがとう、味方になってくれて…
(そうよ。私にはクラス全員が味方についてる。
あなたは私に従わざるを得ないわ。虎枝君…)」

顔を両手で覆いながら泣いている駒鳴の口は弧を描いていた。


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