☆★捧げ文★☆
□キリ番６２００番 リラー様
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名無しさん『タッグデュエルの大会？？』
璃緒が差し出してきたチラシには出場者大募集と大きく書かれている。
璃緒「そう、男女でタッグを組んでデュエルをするの。
優勝したタッグはベストカップルとして語り継がれるのよ」
ベストタッグじゃないんだ…
名無しさん『ベストカップルねぇ…
あれ、じゃあ璃緒は凌牙と組めないじゃん？』
璃緒「私は出場するつもりは無いのだけれど…」
名無しさん『えーもったいない！璃緒デュエル強いんだから出ればいいのに！！
それに璃緒はモテるし！』
璃緒「（…それは貴女も変わらないと思うけど。）
貴女は出場しないの？」
名無しさん『うーん…私の場合、デュエルそこまで強くないしなぁ…』
そんな事を話していると前方から
遊馬君が走ってきた。
廊下走ると危ないよ？
遊馬「お、名無しさん、丁度いいところに！」
名無しさん『なに？遊馬君』
遊馬「名無しさんはタッグデュエル大会の話知ってるか？」
名無しさん『今その話を璃緒としてたところだよ』
遊馬「頼む！！オレとタッグ組んでくれ！！」
名無しさん『ちょ、えぇ！？
何で私なの？？璃緒の方が強いじゃん！』
顔の前で手を合わせる遊馬君。
ホント、何で私なんだろう…
遊馬「妹シャークは強いからこそ戦いたいんだよ！！」
璃緒「その名前で呼ばないで！！
でも望むところですわ！」
名無しさん『や、あの、盛り上がってるとこごめん。私、遊馬君の足引っ張っちゃうから組めないよ…
てか、璃緒出ないんじゃなかったの？』
璃緒「遊馬にデュエルを挑まれたから、私も出場するわ」
名無しさん『あ、そう…』
遊馬「じゃあやっぱり名無しさんはオレと組もうぜ！！」
名無しさん『いや、だから、私足引っ張っちゃうから無理だってば』
カイト「では、オレと組んでもらおうか」
遊馬「カイト！？お前何でここに？」
名無しさん『…この場合一歩間違えると不審者だよね』
ちなみに私たちが今いるのは学校の廊下。
カイト君は学校関係者じゃないから先生に見つかったら警察呼ばれちゃうよ。
カイト「オレはベストカップルなどに興味は無いが、副賞がどうしても欲しくてな。
べ、別に絶対お前と組みたいわけじゃないからな」
副賞？そんなのあるの？？
私は璃緒にもう一度チラシを見せてもらうと《副賞：キャラメル３箱》と箱が３つ重なった絵と一緒に少し小さめに書かれている。
キャラメル３箱って…多くない？
遊馬「もしかしてハルトにか？？」
カイト「そうだ」
名無しさん『それでここに来たんだ。
でも、ごめん。遊馬君にも言ったけど私足引っ張っちゃうから組めません！！』
カイト「なに！？では誰と組めば…」
遊馬「つーかオレが先に名無しさんに頼んだんだぜ！」
名無しさん『…どっちかが女装して組めば』
遊馬「ぜってーヤだ！！」
カイト「嫌に決まっているだろう！！」
名無しさん『…声揃えて言わなくても…』
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