存在



今頃気付いたよ

きみという存在の持つ大きな意味を



ねぇ 思えばきみのためにぼくは傘になり

悲しい出来事から守っていたけど

ねぇ ぼくがさした傘はいつの間にか

この雨に耐えきれずに穴があいてしまっていた



心の中が濡れてばかり

洗濯物でさえも乾かないみたい・・・



きみに降る雨

頬をつたう雨

二人 手を繋ぎあったら虹が架かった

きみに咲く花

今はまだつぼみ

二人流した雨の分だけ育つ

無意味な過去より

無価値な今より

輝く明日をみてた・・・



ねぇ 思えばぼくは

いつもきみに頼る事で

自分の荷物を軽くしてたんだね

ねぇ ぼくのそんな不安や悩み

抱えてたきみはいつしか一人で支えきれなくなってた



『大丈夫だよ』と笑って強がる

そんなきみにぼくは気付けなかった・・・



きみと膨らましてきた二人の風船は

今 この空に溶けていったけど

思い出は ほら 白い雲になって

青空を自由に 今 流れてく



ぼくには見えなかった

透明な きみの流した涙の理由を・・・



どれだけ月日が流れようと

きみという『宝物』を忘れはしない・・・



きみの優しさ

ぼくのこの弱さ

全てが愛という名の元に繋がってた

その手でつかんで

自分自身の力でつかんで

ぼくじゃあげられなかった

幸せの意味を

輝く明日を

安らげる存在を・・・



今頃気付いたよ

きみという存在の持つ大きな意味を・・・




作詞・作曲:温

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