朧月灯
□始めに
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4月2日のお手紙
もうわからない
そう言って全てを放棄してしまいたい
でもあたしは大人になりたいから。
君のように逃げたりしないよ
周りにいる人が見えてないわけじゃないから
でも正直これからどうしたらいいのかまったくわからないんだよ
君とこのまま友達でいていいのかさえ
新友になるのは簡単だけど心友になるのは難しいね
今君のことを心から信じてあげれないあたしは友達なんて資格ないだろうな
でもいつかそんな君を受けとめられるようになりたい
遠くない未来に
今話してくれなくてもいいんだよね。
いつか話してくれるはず。
そう思うことにするよ。
ただそのいつかが必ずくるとは限らない。
だから気負わずに待とう
だからってわけじゃないけどあなたのことは保留にしておきます
とても頼りになる素敵な人だということはわかっているの。
でもあなたも甘えたいこともわかってる
あたしにはまだそんな度量はない
あたしがまごついている内にあなたには支えてくれる素敵な人が現れるでしょう
そのときはしょうがないと諦めます
だってあたしが隣にいるよりもその人とのほうが幸せになれるはずだから
あたしはまだかわいい女になれそうもないです
周りについていくだけでせいいっぱいだし
だからこそ自分が納得できるくらいまで大人になりたいな
続→