05/11の日記
02:10
母の日に寄せて…
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お母さん…
昨日は、電話ありがとうございます。
紫色の花って大好きだから、お母さんには、きっと喜んでもらえると思いました。
そう言えば、貴女の声を聞いたのは2ヶ月ぶりくらいな気がしますね…
元気なふりをしているけど、言葉の端々から感じられる寂しさと弱々しさ…
俺は貴女の子供なんですから、そんなことくらいすぐに分かります。
東京から山梨に嫁いで来てから、苦労ばかりの貴女…
飼っていたオカメインコを連れて、よく一緒にプチ家出をしましたね(笑)
俺はどうせすぐに戻って来るって分かっているから、休んだ理由を担任の先生にどう言ったらいいのか、子供心にいつも悩んでいました。
でも、今では楽しい思い出…
お母さん…
月日の経つのは早いもので…
今回の母の日は…
俺が生まれて42回目…
そして…
俺がゲイであることを貴女に知られてから12回目になります…
母の日になると、いつも貴女は…
『結婚なんてしなくていい…あなたは私の大切な息子だから、自分に自信を持って生きなさい!!』
って言ってくれるけど…
優しい言葉をかけられればかけられるほど、自分の不甲斐なさと、今までの嫌なことを思い出しては何度涙を流したことか…
でもね、お母さん…
今年の母の日は、俺にとっては特別なんです。
心から本気で好きだと言える恋人が出来ました。
彼のお似合いな色も紫だから、今年は紫色の花を選んで贈ったんです。
来年の母の日には…
俺達2人に一番似合った色の花を贈りますから、楽しみにしていてください。
俺は、貴女の子供であることを誇りに思います。
ありがとう。
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