12/27の日記

23:46
詩音と悟史
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最初に書いておく事にする。

いまだにこの謎は解明されていない・・・
このノートを見たあなた。

どうか、私の代わりに解明してほしい。
どうか、私の代わりに・・・

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園崎本家の古いしきたりに
「跡継ぎに双子が生まれたならば
産湯につける前に絞め殺せ。」
というものがあるらしい。
姉の名前は「魅音」
鬼を継ぐものという意味。
私に与えられた名前は「詩音」
出家させ寺に閉じ込めるという意味。
やがて私たちは名前の示す通りの人生を歩まされる。

私は鬼婆が入学させた聖ルチーア学園を抜け出した。
そして興宮に隠れ住んだんだ。
魅音と入れ替わりながら興宮を散歩してるとき、
私は不良にからまれた。
そこを助けてくれたのが「北条悟史」くん。
・・後に謎を解明するキーワードとなる男の子。

それがきっかけで私は悟史君に恋をした。

いくら呪われた一家の息子であって、
私が園崎家頭首跡継ぎの妹であっても・・・
絶対に想いはかわらない・・はずだった。




・・・だから・・・
まさか悟史君が消えてしまうなんて・・・
・・・・考えてもいなかった。

そう、04年目の綿流しの日。
この日1つの悲劇が幕を下ろした。
それは同時に長い長い惨劇の幕開けだった・・・。

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あとがき・・・
これはひぐらしのなく頃に目明し編からです。

えと・・とても長いのでほとんど省きました。
これはほんの序盤。

惨劇はこれからなのです。
どうか、この謎を解明し・・・
詩音を助けてあげてください。
それが私の望みです・・。

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00:09
04年目の綿流し
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この03年間雛見沢村では、
毎年綿流しのお祭りの夜
村の敵が謎の死を遂げている。

・・そして04年目の昨夜。
悟史君の叔母が撲殺された。
これで悟史君を悩ませる原因はいなくなった。
でも私は・・・
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綿流しの翌日。
私は悟史君にあった。・・あのオモチャ屋の前で。
その日の悟史君はとてもスッキリした顔で・・
「どうしたの?何かいい事でもあったの?」
「いい事なんかないよ・・・叔母さんが亡くなって・・・
・・・警察とかご近所とかいろいろ大変だよ。」
悟史君の顔に浮かんでいた笑み・・
それはまるで何か大きな仕事を、
やり遂げた時のようで・・・。

・・・だから私はわかってしまった。
沙都子を苛め抜いた叔母を・・・
「彼」が殺した。

そしてそれに勘付いていたらしい警察の大石。
こいつは悟史君を逮捕しようとした。
私が悟史君をかばうこともできる・・が、
今私の正体がバレればもう終わりだ・・・。

「それじゃちょっと署まで来ていただけますね?」
・・・ダメだダメだダメだ!
あの手に悟史君を触れさせちゃダメだっ!

「あのっ!悟史君のアリバイが知りたいんですよね?
綿流しのお祭りの夜、私と悟史君はファミレスでずっとお話してました!」
・・・・これでよかったんだ。
たとえ本家に知られたとしても・・。
「おや?園崎さん。あなた昨日は綿流しのお祭りに行ったとお話しされてませんでしたか?」

「てゆーか、私魅音じゃありませんし。」
「は?何言ってるんですか・・?アンタ。」
「私は園崎詩音。魅音の双子の妹です。」
「おかしいですね?妹さんなんて初耳です。」
「どうぞ戸籍でもなんでも調べてください。それともお姉と並んで見せたら納得します?」

それで納得したような大石は私にも任意同行を命じた。
・・・これで良かったんだ。

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