拍手@小ネタ集
□ブッ壊してやる、何もかも
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</「ぐ・・・高・・・杉ッ・・・!」
腹に刀を刺されて血にまみれる銀時。
息が出来なくて苦しい。
ヒューヒューと空気を吸うことしか出来ない。
「う・・・っく・・・」
じくじくと中心から広がる痛み。
口から血が溢れるほど出てくる。
「やっぱり・・・白い鬼には紅が似合うなァ・・・」
薄笑いを浮かべながら、高杉は言った。
俺の体から出た血液を、舌で舐めとっている。
「なんで・・・こんなことっ・・・」
銀時が必死に声を絞り出す。
それは今にも消えてしまいそうだ。
「言ったろ。俺ァただ壊すだけだ。この腐った世界と・・・銀時、お前をだ」
高杉はニヤリと笑うと、血まみれの一張羅を乱暴に破いた。
「・・・っつー感じで、劇場版予告の30秒CMだ」
「何が予告だァァァァ!!!!!!!」
新八がシャウトすると、銀時は頭上に?を浮かべる。
「は?何で?」
「銀ちゃん・・・これ銀魂じゃないヨ・・・R15くらいのラブコメアルー」
「まあ、もう撮っちまったし。これでいいじゃねェか」
「教育上悪いわ!!子供と一緒に見に来たお母さん、目を疑うだろ!!!!!」
「大丈夫だ。きっとそのお母さんは全てを包み込んでくれるさ、なァ神楽ー?」
「別にいいんじゃないアルか?わたしをヒロインにしてくれれば問題ナッシングアル!」
「お前らいい加減にしろォォォ!!!」
※この後、CMは正常に撮りなおされました。
END