拍手@小ネタ集

□ブッ壊してやる、何もかも
1ページ/1ページ

</「ぐ・・・高・・・杉ッ・・・!」

腹に刀を刺されて血にまみれる銀時。

息が出来なくて苦しい。

ヒューヒューと空気を吸うことしか出来ない。

「う・・・っく・・・」

じくじくと中心から広がる痛み。

口から血が溢れるほど出てくる。

「やっぱり・・・白い鬼には紅が似合うなァ・・・」

薄笑いを浮かべながら、高杉は言った。

俺の体から出た血液を、舌で舐めとっている。

「なんで・・・こんなことっ・・・」

銀時が必死に声を絞り出す。

それは今にも消えてしまいそうだ。

「言ったろ。俺ァただ壊すだけだ。この腐った世界と・・・銀時、お前をだ」

高杉はニヤリと笑うと、血まみれの一張羅を乱暴に破いた。









「・・・っつー感じで、劇場版予告の30秒CMだ」

「何が予告だァァァァ!!!!!!!」

新八がシャウトすると、銀時は頭上に?を浮かべる。

「は?何で?」

「銀ちゃん・・・これ銀魂じゃないヨ・・・R15くらいのラブコメアルー」

「まあ、もう撮っちまったし。これでいいじゃねェか」

「教育上悪いわ!!子供と一緒に見に来たお母さん、目を疑うだろ!!!!!」

「大丈夫だ。きっとそのお母さんは全てを包み込んでくれるさ、なァ神楽ー?」

「別にいいんじゃないアルか?わたしをヒロインにしてくれれば問題ナッシングアル!」

「お前らいい加減にしろォォォ!!!」




※この後、CMは正常に撮りなおされました。

END


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ