拍手@小ネタ集

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俺が…傷つけた。

また、アイツらにあんな顔をさせてしまっ
た。

ごめん…ごめんな…。

神楽が泣く顔なんて、新八が悲しむ顔なん
て、俺は見たくなかった。

なのに…。

「…何で俺は、こんなに弱いんだろ…」
もう、どうでもいいけど。また俺は…。

「やぁ、来てくれたんだ?銀時くん」

地獄が…始まる。



抱かれていると、どうしても土方を思い出す。

優しくて…俺の彼氏で。

あんな顔しといて、実はへタレで、楽しくて。

過去の事なんて忘れてられた。

アイツに…会いたい。

「お前なんか死ねばいいのにさァ!」

そうだよ。

俺は死にたいよ。










「なんでお前みたいな奴が生まれてきたんだ?ゴミのくせに!!」

痛い…痛い。

もう、慣れたかもしれないけど。

涙も出ない。

声も出ない。

ひたすら出るのは、赤くてドロドロした液体だけ。

「俺さァ、実は真選組が大嫌いなんだよねェ?」

真選組…?

「んで、銀時くんの彼氏がいるとこっしょ?挑発しようと思って、たくさん人を殺した後に銀時くんの写真をばらまいたんだよね」

アイツはまた楽しそうに笑う。

土方も…その写真を見たのだろうか?

何を思った?

キモチワルイ、て思った?

それともお前も写真を見て楽しそうに笑った?

………心配、した?

「まァ、今頃真選組の奴らは殺人事件で手がいっぱいだろうよ」

「………………」

「お前の助けになんか誰も来ねェんだよ!!!」

「!!!」

腹を思いっきり蹴られて、髪の毛を掴まれた。

色んな部分に血が滲む。

「もうお前いらねェな。昔みたいに喋らないし、楽しくねェ。……死ね」

ナイフが振り上げられる。ああ、死ぬのか、
俺。

いいよ、別に…俺、死んでもいいよ…。

でも、生きてきた人生…






すげェ楽しかった──























ぐしゃり。

















END


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