戦国 BASARA
□裏側脳髄までも
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と消毒すること数十分---
「いつまで消毒してる気ですか!?」
冒頭に至るわけだ。
明智に「メインディッシュ」と言われ身構えた名無しさんは今明らかにおかしいと感じた。
なんだか暖かい。
何処が、ってそれは。膝小僧の怪我した所が暖かい。
生暖かい。
まさか………。
「な、何やってるんですかっ!?!!」
「ククク、消毒です」
「消毒って、今、舐めましたよね」
「はい」
「何やってんだーーっ!!」
「おやおや、そんなによかったんですか。では、もう一度」
「はい、もう一度。っじゃねえーーッッ!!!!!」
名無しさんは咄嗟にそこらに置いてあった人体模型の腕を引きち切り、光秀に投げ付けた。
光秀はそれを難無く避けたが、次に名無しさんが繰り出した拳には避けきれなかった。
頬にパンチをもろに喰らった光秀は、椅子から倒れ一二回転がった後、ベッドにぶつかり俯せの状態になった。
「くっ、痛いですよ。ですが、イイ……」
「わーっ明智先生、ドM。気持ち悪い…」
「違います。名無しさんにやられるからイイんです」
「はっ?明智センセー…?」
「私はもう完全に、貴方に支配されてます」
「いやいや、支配なんてしてませんからー」
「……ククク。また、いづれ分からせてあげますよ」
裏側脳髄までも
ククク……
キッチリとね…
終り
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アトガキ
明智先生!!いたらコワイけど、いたらイイな!!(願望)
20110211 加筆