戦国 BASARA

□涙の数。
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「ふえーんふえぇーん!!」

「shit!泣くな!!ホラ、拭け。」

「ふえーん…ぐずっ…っ」


…ったく……
世話が焼ける…




 政宗は静かに名無しさんの頬に触れて涙を親指で優しく拭う。




 政宗は内心抱きしめたい気持ちだったがぐっと堪えた。


今、名無しさんは好きな相手に振られて泣いている。…二年も片想いした奴にだ。


 俺は名無しさんを愛していた。俺が二年間どんだけ苦しんだか名無しさんは知らないだろう。


名無しさんに今すぐkissして俺のものにするなんて簡単だ。


だが、そんな時に自分を好きにさせるなんてfoul(反則)だと思った。


名無しさんはまだ泣いている。


自分以外の奴のせいで泣いてると思うと嫉妬が込み上げてきた。



「…名無しさん、俺ソイツ殴りに行くわ…」


 ほとんど無意識に小さく呟いて教室のドアを開けた。


「…まっ政宗っっ!!…やめてっ!!」


 泣きじゃくり名無しさんは政宗に叫んだ。


 政宗は振り向きニコッと笑う。


「心配すんな。…また明日な!」


そう言い、緋色の夕日の中に溶けていった。





(アイツのために泣くくらいなら、俺のせいで泣いたらいい。)








そして、慰めるのも俺










アトガキ↓


なんだか完成度が低いですね…。
10分で速筆したからかなあ。
次は頑張ります。
はい。(最近、テンション上がりません…!)

此処まで読んで頂き、ありがとうございました!
とても嬉しいです!



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