戦国 BASARA
□甘やかに
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「…ただいま」
…ガタガタ…
…ってもう寝てる時間か。起きてる訳ねえか……
小十朗はそっと玄関のドアを閉め靴を脱ぎ、リビングの電気を付ける。
見るとテーブルにはラップに包まれたおかずとおにぎりが置いてあった。
仕事で疲れてる身にゃ有り難てえな……
ふぅ-…息を吐きネクタイを緩め上着スーツをハンガーに架ける
今日も上司に残業を押し付けられ断れなく、結局やってしまった
はあ…いい加減断らなけりゃな…ついつい性分で引き受けてしまう…
そんな俺を名無しさんは
『貴方らしくてイイじゃない。でもほどほどにね。身体壊さないでよ』
と優しく言ってくれた。幸せだった
「…小十朗?お帰りなさい」
「!…ただいま。悪い起こしちまったか?」
そっと口づけを交わす
「ううん、眠れなくて…」
「大丈夫か?」
「うん。昼寝しちゃって…」
「…ハハッ、なんだ…そうか…じゃあ俺が嫌でも眠らせてやるぜ……?」
「ちょ、やめて!」
「…おいおい…たまにはイイじゃねーか」
「!…よくない!!……!!貴方明日も仕事でしょう!?行けなくなるわよ!」
「…仕事休む」
「…!!何ですとー!?…あっ」
激しい口づけをする。
翌日、小十朗は仕事を休んだとか休んでないとか。
END
アトガキ
あ、甘い。個人的にはすごく甘いです!
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