ぶん

□好き?嫌い?
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好き、嫌い


嫌い、好き


おまえの気持ちはどっちなん?好き?嫌い?


付き合いはじめてもう三年半。俺らはまた受験生になった。


「おい、千歳。お前あれほど授業にでろゆうたやろ。卒業できひんで」


「えっあーそんときはそんときばい。」


そう笑いながら言うお前。いつもそうだ。自分自身に関心がなさ過ぎて、心配す
んのはいつも俺。全く自分に関心がないわけじゃないらしいが、自分がどうなろ
うと、どうだっていいような感じ。


そんな千歳だ。当然俺に関心を持っている様子はない。心配すんのは、いつも俺
だけ。こんな風に思ってるのは、俺だけ。


じゃあ俺って何で千歳とつきおうとるん?


「えっ…?」


思った言葉が口からでてしまったらしい。「それはっせやからその…」必死に言
い訳をするが時すでに遅し。


「白石は俺のこと好いとーないと?」


少しかなしそうな顔をしてきく千歳。


「そんなわけ…」


「じゃあ何でそんなこというと?」


言いたいことはやまほどあるのにでてこなくて。変な意地が千歳への返事を拒む



そんな姿を見ていた千歳はさっきまでの眠っていた体制を戻し、立ち上がる。


立ち上がった千歳の顔を見れず思わず俯く。


千歳はいきなり俺の体を抱きしめる。いつものあったかい、優しい匂いのする千
歳の胸。今あいつどんなかおしてんのやろ。なんて暢気なことを考えていると千
歳の声が聞こえる。


「俺は白石のことやっちゃ好いとーとよ。だから、つきあっちょる。そげん理由
じゃだめ?」


泣きそうな弱々しい声。いつもの脳天気な千歳とは確実に違うその声をきき、申
し訳ない感でいっぱいになる。


「だめやないけど…」


「俺はずっと白石の近くにいたかとよ。ずっとずっと。そげん理由じゃだめと?



そうだ。千歳はこういうやつなんだ。子供みたいに、無邪気で脳天期で優しくて
。でも自分のペースをすごく大切にしたり、考えてないようで意外に考えてる。
放浪癖や人のことをあんまり気にしないところはあるけどいいやつなんだ。


まわりはまわりだし、俺たちは俺たちなんだ。心配しないのはそう言うことなの
かもしれない。そう思うと今まで俺が考えていたことがバカみたいで。


「そんなわけないやろ。いいに決まっとるわ、ぼけ。」


そう言って千歳の顔を見れば目にはいつこぼれてもおかしくないくらいの涙。不
安にさせてしまった罪悪感に浸りながら、身長差のある千歳につま先立ちしなが
ら頬にふれるだけの口づけをひとつ。


「おれだってお前のこと好きや。いろいろ考えとったけどもうええわ。千歳がゆ
うとったのと同じことを千歳に返すわ」


「ホント…?」


「ああ、ほんまや。」


だから俺たちのペースで俺たちの絆を深めていこうな。



end


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某笑顔動画のちとくらみたらたまらんくなった。
この二人はほのぼのも好きだけど、切ないのも好き!!
なのに私が書くとこうなる←
これ何が言いたかったのかしら。ほんとわけわからんww
あと、千歳の口調不明すぎるww
あのこ熊本らしいから熊本の方言にしたかったんだけど私のボキャブラリーでは到底無理だったよ。長崎が混ざり混ざりだよorz
白石がどうしても乙女になっちゃう。
乙女な白石・・・・なんかきもry
やっぱり、愛でかいたけどだめでした。本当に全国のちとくらファンに土下座したい。

ではではこんなところまで見ていただきアリガトウございます。


8・29

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