エリア2

□眼鏡リンゴ
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「あれっ祐介ってめがねしてたっけ?」


「いや、伊達だよ。目はいいんだけど眼鏡集めるの最近はまっててさ。だから」


今日は久しぶりのデートだ。デートとはいってもいかがわしいことをするわけじ
ゃなくて、ただ俺の家で遊ぶだけなのだが。


「へー」


「かけてみる?」


「えっいいよ!なんか悪いし…」


俺がそういうと少し笑いながら祐介は言葉を発する。


「なにが悪いんだよ。ほらほらかけてみろよ。」

「だって似合わないし…」


「いーからいーから」


そういいながら半ば強制的に俺に眼鏡をかける。

「似合うじゃん。」


「うぅっ似合わないよ…。とってもいい?」


「だーめ。」


祐介はそういうと俺の耳元で「せっかく可愛いのに勿体ないよ?」とささやき、
俺の唇にキスをする。ただ眼鏡が邪魔だったらしく少し眼鏡をずらしながらキス
をする。


しばらくして唇が離れると祐介は眼鏡の恥ずかしさとキスの恥ずかしさで真っ赤
になった俺に「リンゴみたい」と笑いながら俺の頭をなでる。


多分それをしたら俺が怒らないことを知ってるからだと思うけど…。まぁ確かに
怒れないけど……


「祐介」


俺は祐介が振り向いた瞬間をねらって唇に触れるだけのキスをする。


すると祐介は少し頬を赤らめ、「我慢しようと思ってたのに…」とつぶやいた後
俺の体をつかみ押し倒す。


「えっちょ祐介?」


「駆が悪いんだから責任くらいとってくれよな。」


仕返しなんて考えるんじゃなかったな…


end



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