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□Good night...
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夜中の2時。
俺小さなノックの音で目が覚める。
初めは眠かったので気にせず寝ていたのだが
回数を重ねるごとにだんだん大きくなっていくので寝るに寝れず仕方なくベッドから起き上がりドアを開けに行く。
ドアを開けると駆ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、半泣き状態で立っていた。
とりあえずいまにもお泣きをしそうなくらいの勢いだったので、急いで俺の部屋の中に入れると俺に抱きついてきた。
「どうした?」
俺がそう優しく問うと、駆は小さな声で
「怖い夢見たの。にぃにがいなくなっちゃう夢。」
とつぶやく。
あまりにも、泣いている内容が可愛くてくすっとわらうと
駆がこちらをじっと睨む。
でも、そんな泣き顔で睨まれても怖くはないけど一応謝る。
「ごめんな?でも俺はずっと駆のそばにいるから大丈夫だよ。」
そう言って、俺に抱きついている駆を離して駆のおでこにキスをしてやる。
すると駆は、顔を真っ赤にし自分の顔を隠すようにしてぬいぐるみに顔を埋める。
「絶対だよ・・・約束だよ?」
ぬいぐるみから少し顔を上げ上目遣いをしながらそう言うとすぐにまた顔をぬいぐるみに埋めてしまう。
そんな姿もどうしよもなく可愛くて今度は俺から駆を抱きしめる。
しばらく抱きしめていると、駆の顔を埋めているぬいぐるみから寝息が聞こえる。
Good night...
約束って・・・当たり前だろ。
end
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