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□なぞのまま 岩荒
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文化祭も終わり、今俺は大好きな人を探してる。
「岩城ちゃん!!」
「荒木くんですか。どうしたんですか?」
「文化祭の余りのケーキもらってきた!一緒にくおうと思って。」
俺がそういうとあきれた顔をしながら
「やせるんじゃなかったんですか?ダイエット中なのに食べていいんですか?」
と俺に聞く。
「いいだろ?せっかくもらったんだし。それに二等分するから平気!!」
俺がそういうとにこっと笑い
「ちゃんと体重落とすんですよ?落とさなかったらもう食べ物おごりませんからね!」
といいながらいつもの場所で待ってるようにいわれた。
俺は帰る支度を済ませ、教室を出ると岩城ちゃんの待つ裏口に急ぐ。
岩城ちゃんの姿を見つけると俺は大声で叫ぶ。
「岩城ちゃーん!!」
大声に気づいたのか岩城ちゃんこちらを向き手を振ってくれた。
そしていつものように車に乗った。
「荒木くんあの1つ聴いていいですか?」
と車を運転をしながら聞かれる。
「なに?あっケーキ食べていい?」
と質問されたのにもかかわらず逆質問を返す。
「それはいいですが、なぜ君はメイド服のままなのですか?」
「えっああ。気がえんのめんどくさかった。」
俺がそういうと「そうですか・・・。」とだけいった。
俺はケーキが食べたかったのでそのことは気にせずケーキを食べ始める。
ほんの数分で半分食べ終わってしまったので後は岩城ちゃんの分だけとなってしまった。
今岩城ちゃんが運転中なので信号で止まったら食べさせてあげようと思っていた。
そして、信号は自分の思っていたとおり赤になり車が止まる。