ぶん
□お花屋さんパロ
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俺の高校の真ん前の通り。そこの曲がり角にある花屋。
高校から近いこともあり葉陰学園御用達のみせだ。
そんな花屋に俺の思い人がいる。
名前は飛鳥さん。
名前プレートで確認できるのが名字だけなので下の名前までは知らないが、優し
くてきれいで博識で。まるで絵に描いたような美しい人だった。
初めて会った時から一目惚れで、それからというもの彼がいる日はほとんど毎日
花屋に行っている。
そして、今日も・・・
部活が終わると俺はいつものように花屋に行く。
「こんにちは」
こんにちはというには外は真っ暗だったけど、早く飛鳥さんに会いたくてしょう
がなかったのでそんな細かいことを考える前に言葉を発した。
「またきてくれたんですか。いらっしゃい。」
その言葉と同時に店の奥から飛鳥さんが出てくる。
あぁ今日もきれいだなぁなんて我ながら気持ち悪いと思うくらい見とれていると
、飛鳥さんが声をかけてくる。
「今日はなにが良いですが?色々ありますけど・・・」
飛鳥さんの言葉で我に返るとあたりの花を見回し、ふと目に留めた花を指さす。
「・・・あのこれはなんていうんすか?」
「ああそれは・・・リナリアっていう花でちょうど今ぐらいが一番きれいですよ。」
「へ〜。」
「それ花言葉も素敵で『私の恋を知ってください』っていうんですよ。でもうちでは飾ってあるだけで種しか・・・」
私の恋を知ってください
なんかまるで今の自分の気持ちのようだった。
飛鳥さんを好きになってから半年くらいたつけどいまだ全然進展がないし、つか名前すら全部知らないし。
「あの・・・飛鳥さんはこの花好きですか?」
少しでも。少しでも飛鳥さんの何かが知りたい。そう思ったら自然とこの言葉が出てきた。
「・・・はい。好きですよ。綺麗ですし、こんな弱々しい見た目なのに凄く丈夫で。なんかこの花見てると元気もらうんですよ。」
そう微笑みながら言う飛鳥さんを見て
「じゃぁ・・・俺この花種から育てます。だから・・・だから教えてくれませんか?飛鳥さん。」
はじめて、飛鳥さんという名前で呼んだ。本人の前以外ではあったものの本人の前でいうことはなかったので、凄く恥ずかしくなってきた。
「もちろんです。鬼丸さん。」
飛鳥さんは少し笑いながら俺の言葉に返事をする。
「・・・いま鬼丸って・・・」
「よく来てくださるから覚えたんです。嫌でしたら他の名前で呼びますが」
「いっいえ!!でも、でっできれば春樹って・・・」
馴れ馴れしいかもそう思いながら飛鳥さんの顔を見ると、飛鳥さんはクスッと笑うと
「じゃあ俺のとこも享って呼んでくだださって結構ですよ。俺だけ春樹って呼んでいてもなんかあれですし。」
「えっ・・・ありがとうございます。」
「いえ。これからよろしくお願いしますね。」
リナリアの花言葉
これで一歩前進した・・・!!
end
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お友達サイトであり相互サイトでもあるコロネのひよ豆さまとの連動企画的な何かでした。
ホントはリナリアというお花よりアガパンサスというお花がいいかな?と思ったのですが今の時期的にこちらのがいいと思いこっちにしました。
相変わらず何が言いたいのかよくわかりませんが、お花屋飛鳥さんがかけたので私は大満足です←
鬼丸と飛鳥さんは現時点ではお客とと店員の関係なので飛鳥さんには敬語をしゃべっていただきました。
最初はタメ語だったのですがやっぱり不自然に感じてこっちにしました。
こっちはこっちで変ですよね・・・;;
ではここまで読んでくださりありがとうございます!!
マリも
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