ぶん
□ウソですよ?
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「飛鳥さん。俺・・・実は彼女ができたんで「エイプリルフールか?」
「なんでわかったんですか!?←(昨日一日考えてできた嘘)」
「いや、だって嘘ってばればれだから。」
「えーせかっく一日かけて考えたのに」
「えっそれに?」
「すみません馬鹿で・・・」
「いやいいんだけどさ・・・。」
(微妙な空気になってしまった。どうにかしなくては)
「鬼丸、俺からも話があるんだが・・・」
「はい?」
「実は俺もうすぐアメリカへ行くんだ・・・」
まさかこんなのに騙されないよな。
なんて思っていたら隣からグスっグスっとすすり泣く声が聞こえる。
「!?」←飛鳥さんですよ
「うっあっ飛鳥さん・・・なんでもっとグスッ早く・・・いってくれなかったんですかぁ」
「おっおっにまるあ(の)これはじょ(う)だ(ん)で・・・」←動揺中
「なーんて・・・」
そういっていきなり俺に抱きつく。
「ウソでしょ?飛鳥さん。」
「お前気付いてたのか・・・」
「さすがにあれは騙されないですよ!!俺のことどんだけ馬鹿だと思ってるんっすか!?」
「いや・・・泣くから・・・。」
「まぁいいや。俺飛鳥さんのそういうとこ大っ嫌いだし。眼つぶってください?」
そういわれ眼をつぶると唇を鬼丸自身の唇によって覆われる。
キスが終わりお互いの顔を見合すと鬼丸が
「あっさっき言ったのってもちろん
ウソですよ?」
end