ぶん
□1000hit記念企画第4弾
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「岩城ちゃん。ごめん。」
葉蔭戦がおわった。
俺がはずした。だから負けた。
チームではそんなこと思っている人なんていないけど、俺はそうはおもえなかった。
だって俺が決めていたらかっていたかもしれなかったのに。
今俺は岩城ちゃんの車の中にいる。
岩城ちゃんが「送っていく」そういってくれたから俺は一緒に行くことにしたのだ。
そして、今にいたる。
「何で謝るんですか。謝らなればならないのは僕のほうですよ。」
そういって優しく抱きしめてくれた。
暖かくて優しくて。そんな腕の中にいたら自然と涙がこぼれていく。
「ごめっ・・・ごめんな・・・俺もっとがんばるから・・だから・・」
俺の口をふさぐようにして、岩城ちゃんは俺にキスをする。
「そんなに泣かないでください。それに僕は荒木くんは笑ってるほうがすきです。だから・・ね?」
優しい一言
そんなこといわれたら甘えてしまうのに。