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□節分ですから。
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「おにはーそと!!」


飛鳥さんがそういいながら俺に豆をぶつけてきた。


「いたぁ!なにするんっすかあすかさん!!」


「だって鬼丸鬼だから。」


「理由になってませんよ;」


豆をむしゃむしゃくいながらそういった飛鳥さんに俺があきれながら言うと飛鳥さんはにこっと笑い、


「節分は鬼に豆を投げなきゃだろ?だから投げた。」


そういうと満足そうな笑みを浮かべまたまめを投げてくる。


「あーもう飛鳥さん!!やめてくださいよー!」


そういいながら必死に豆から逃げるが全然やめてくれそうにない。


むしろ、飛鳥さんはこのいたずらを楽しんでいるようで、いつもは見せない無邪気な笑顔で豆を投げてくる。


さすがの俺もどうしていいかわからず飛鳥さんを止める方法を考えているとあることに思いつく。


俺はまだまめを投げつてくる飛鳥さんのほうへいき、腕をつかんで無理やりキスをする。


そうすると飛鳥さんは顔を真っ赤にし、俺の手を振り払って俺とは反対方向を向きながら


「福は内。」


と小声で豆をまく。


いたずらする飛鳥さんも可愛いけど、顔を真っ赤にしながらそっぽを向く飛鳥さんも可愛いなと思った。



end
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