前回までのあらすじ
異世界に来てしまったキョン、真冬、梓の3人は、長門の情報を得て、νドミノシティに向かった。そこでそれぞれのメンバーと合流することができた。
そして、「この世界で行われるデュエルの大会に優勝し、この世界の主を倒せば元の世界に戻れる」という情報を得た。
元の世界に帰るため、それぞれの思いを込めたデュエル大会が始まる−
・・・っと。あらすじ終了。後チームに関しては、定員が3人までだったため、この様になった。
チームKNS
俺、中野、椎名(真冬)
チームNTA
長門、田井中さん、紅葉さん
チームASA
朝比奈さん、杉崎、秋山さん
チームKNS
古泉、琴吹さん、椎名(深夏)さん
チームSHS
ハルヒ、平沢さん、桜野さん
となった。チーム名はそれぞれのイニシャル(俺は別)で決まった。
ハルヒ「来たわね!絶対あたしたちが優勝してやるんだから!」
キョン「おいハルヒ、少し落ち着け。お、トーナメント発表か?」
大会の会場は昨日張り紙があったビル、情報はすべてPCで管理されているのか、広間の巨大スクリーンに表示される。そこにトーナメント表が映し出された。
その結果は、
1回戦
第一試合 チームKNS対チームSatisfaction
第二試合 チームSHS対チームNTA
第三試合 チーム初音島対チーム
第四試合 チームKNS対チームASA
だった。・・・?チーム・・・サティスファクション?サティスファクション・・・直訳すると・・・ええと、「満足」か。なんだそれ!!
ハルヒ「相手は有希ね!手加減はしないわよ!」
長門「・・・わかった。」
古泉「対戦相手はあなたたちでしたか。お互い頑張りましょう。」
鍵「ああ、そうだな。」
すると、(多分)機械音声で、
「チームKNSのメンバーと、チームSatisfactionのメンバーは集まってください。また、今からルールについて説明します。」
「デュエル自体は通常のルールです。1試合につき3ゲーム、デュエルが行われます。各チームはデュエルする順番を決めておいてください。」
「準備は出来ましたか?それではデュエルを開始します。最初にデュエルする決闘者は、前に出てきてください。それでは、デュエル!」
最初は椎名(妹)だった。魔力カウンターを多用したデッキだったが・・・
真冬「<神聖魔導王 エンディミオン>で、<BF−アームズ・ウィング>に攻撃!マジック・オブ・エンディミオン!」
クロウ「させるかよ!ダメージ計算時、手札の<BF−月影のカルート>の効果発動だ!俺のアームズ・ウィングは、ATKが1400アップする!」
真冬「そんな・・・!」
真冬LP700→0
クロウ「鉄砲玉のクロウ様が、そう簡単に負けられるかよ!!!」
真冬「うう・・・すいません・・・」
キョン「いや、いいデュエルだった。後は俺たちに任せろ。」
梓「じゃあ、私、行きます!」
真冬「頑張ってくださいっ!」
梓「うん!」
相手は、鬼柳という人だった。このデュエルをハイライトでお送りすると、こうなる。
まず中野が<宝玉獣 サファイア・ペガサス>で宝玉をためていく。だが、対戦相手はそれに動じず、ハンドレスの状況を作り出した。
彼のデッキは<インフェル二ティ>のようで、<おろかな埋葬>で墓地に送った<インフェル二ティ・デストロイヤー>を、<インフェル二ティ・ネクロマンサー>
で特殊召喚する。
だが中野はその攻撃を耐え、一時、LPが2100まで削られたものの、<宝玉の氾濫>で試合をひっくり返した。さらに、<降雷皇ハモン>を召喚し、場を制圧したかに見えた。
だが・・・
鬼柳「こんなんじゃ満足できねえ!いくぜ!レベル4、<インフェル二ティ・デーモン>と、レベル3、<インフェル二ティ・ネクロマンサー>に、レベル1、<インフェル二ティ・リベンジャー>をチューニング!
死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!出でよ、<インフェル二ティ・デス・ドラゴン>!!」
梓「!?」
鬼柳「<インフェル二ティ・デス・ドラゴン>のモンスター効果発動!こいつは手札が0の時、1ターンに1度、こいつの攻撃を放棄する代わりに、相手モンスター1体を破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える!」
真冬「ええっ!?」
鬼柳「くらえ、【インフェル二ティ・デス・ブレス!】」
梓「く・・・っ!」
梓LP2100→100
鬼柳「ターンエンド!」
梓「でも私は・・・負けられない!ドロー!・・・きた!」
鬼柳「なに?」
梓「私は、<おろかな埋葬>を発動、デッキから<エメラルド・タートル>を墓地に!そして今、私の場に7つの宝玉がそろった!」
遊星「まさか・・・!」
梓「降臨せよ!<究極宝玉神 レインボー・ドラゴン>!」
鬼柳「嘘だろ!?」
おいおい、マジかよ!!
梓「<レインボー・ドラゴン>で、<デス・ドラゴン>に攻撃!『オーバー・ザ・レインボー』!!!」
鬼柳「ぐあああっ!」
鬼柳LP1000→0
鬼柳「こんなんじゃ・・・満足・・・できねえぜ・・・」
梓「やった、勝ちました!」
真冬「ナイスデュエルです!キョン君、頑張ってください!」
梓「私も応援してます!」
キョン「ああ、任しとけ!」
キョン対不動遊星
キョン、遊星「「デュエル!」」
キョン「俺の先行。ドロー!モンスターと、カードを1枚伏せ、ターンエンド。」 手札4
遊星「俺のターン、ドロー!<ハイパー・シンクロン>を召喚、伏せモンスターに攻撃!」
キョン「伏せモンスターは<氷結界の封魔団>だ。 封魔団DEF2000
遊星「く・・・」
遊星LP4000→3600
遊星「カードを2枚伏せ、ターンエンド。」 手札3
キョン「俺のターン!(・・・如何せん手札が悪いな・・・)モンスターを伏せ、ターンエンド。」 手札4
遊星「俺のターン!俺は<ハイパー・シンクロン>で、伏せモンスターに攻撃!」
キョン「セットモンスターは<氷結界の破術師>だ。」
遊星「<破術師>を破壊!メインフェイズ2、モンスターとカード1枚をセット、ターンエンド。」 手札2
キョン「俺のターン!(よし!)俺は<デブリ・ドラゴン>を召喚、効果で墓地の<破術師>を特殊召喚!」
鬼柳「シンクロ召喚する気か・・・。」
キョン「レベル3、<氷結界の破術師>にレベル4、<デブリ・ドラゴン>をチューニング!氷結界に封印されし古の龍よ、神の槍を名に戴き現出せよ!
シンクロ召喚!現れろ、<氷結界の龍 グングニール>!!!」
梓「キョン君のデッキは<氷結界>みたいですね。」
真冬「ええ、しかも氷結界は使いこなせばかなり強いはず・・・」
キョン「<グングニール>のモンスター効果!俺の手札を1枚捨て、その伏せカードを破壊!」
遊星「それにチェーンし、<サイクロン>を発動、2枚目の伏せカードを破壊!」
<攻撃の無力化>が割られちまったか・・・
キョン「<グングニール>で、<ハイパー・シンクロン>に攻撃!」
遊星「罠発動!<くず鉄のかかし>!」
こっちの攻撃が止められたか・・・
キョン「ターンエンド。」 手札2
遊星「俺のターン!<ハイパー・シンクロン>をリリースし、<ターレット・ウオリャー>をアドバンス召喚!さらにモンスターを反転召喚、<ジャンク・シンクロン>!」
レベル5、<ターレット・ウオリャー>に、レベル3、<ジャンク・シンクロン>をチューニング!」
くるか!?
遊星「集いし願いが、新たに輝く星となる!光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、<スターダスト・ドラゴン>!!!」
出やがったか・・・
遊星「いくぞ!<スターダスト・ドラゴン>で<氷結界の龍 グングニール>に攻撃!」
ってことはあの伏せカードは・・・
キョン「バトルフェイズ開始前に罠カード<威嚇する咆哮>を発動!」
遊星「く・・・ターンエンド。」
キョン「俺のターン!<大嵐>を発動、魔法、罠カードをすべて破壊!」
遊星「!!(<くず鉄のかかし>が・・・)」
キョン「そろそろ場を制圧させてくれよ!」
遊星「どういうことだ!?」
キョン「いくぜ、チューナーモンスター、<氷結界の水影>を召喚!レベル7、<氷結界の龍 グングニール>にレベル2、<氷結界の水影>をチューニング!
氷結界に伝わりし最古の龍よ、永劫の時を超え蘇れ!シンクロ召喚!すべてを凍てつかせよ!<氷結界の龍 トリシューラ!!!!!」
遊星「なんだ、このモンスターは!」
キョン「<氷結界の龍 トリシューラ>の効果発動!こいつはシンクロ召喚に成功したとき、相手のフィールド上、墓地、手札のカードをゲームから除外する!」
遊星「なに!?」
キョン「フィールド上の<スターダスト・ドラゴン>、墓地の<ジャンク・シンクロン>、そして残った手札1枚をゲームから除外!」
遊星「く・・・」
キョン「<トリシューラ>でダイレクトアタック!アイスエンド・ストーム!」
遊星LP900
キョン「ターンエンド。」
遊星「俺のターン!ドロー!!!」
遊星「・・・モンスターを伏せ、ターンエンド。」
キョン「俺のターン、ドロー。モンスターをセットし、<トリシューラ>で伏せモンスターに攻撃!」
遊星「伏せモンスターは<マッシブ・ウォリャー>。こいつは1度だけ、戦闘では破壊されない!」
キョン「・・・カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
遊星「俺のターン!ドロー!・・・カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
キョン「俺のターン、ドロー。」
アタッカーが来ねえな・・・
キョン「ターンエンド。」
遊星「俺のターン、ドロー!<おろかな埋葬>を発動し、<スターダスト・シャオロン>を墓地へ。ターンエンド。」
キョン「俺のターン、ドロー。・・・<氷結界の武士>召喚。<トリシューラ>と一緒に攻撃!」
遊星「く・・・っ」
キョン「ターンエンド」
遊星「俺のターン、ドロー!カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
キョン「俺のターン、ドロー。<トリシューラ>でダイレクトアタック!」
遊星「罠発動!<聖なるバリア−ミラーフォース>!!!」
キョン「な!?」
遊星「(よし、あいつのモンスターをすべて破壊出来た)」
キョン「・・・ターンエンド」
遊星「俺のターン、ドロー。・・・カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
キョン「俺のターン、ドロー。」
アタッカーが来ねえ・・・
キョン「カードを伏せ、ターンエンド。」
遊星「俺のデッキよ・・・応えてくれ!ドロー!・・・よし!」
キョン「!?」
遊星「罠発動、<エンジェル・リフト>発動!墓地の<スターダスト・シャオロン>を特殊召喚!さらにライフを半分払い、<異次元からの帰還>を発動!」
マジかよっ!?
遊星「蘇れ、スターダスト・ドラゴン!そして、<救世竜 セイヴァー・ドラゴン>を召喚!レベル1、<スターダスト・シャオロン>と、レベル8、<スターダスト・ドラゴン>に、レベル1<セイヴァー・ドラゴン>をチューニング!」
「集いし星の輝きが、新たな奇跡を照らし出す!光さす道となれ!シンクロ召喚!光来せよ、<セイヴァー・スター・ドラゴン>!!!
おいおいおい!!!
遊星「<セイヴァー・スター・ドラゴン>で、ダイレクトアタック!『シューティング・ブラスター・ソニック』!!!」
キョンLP4000→200
遊星「エンドフェイズ時、<セイヴァー・スター・ドラゴン>はEXデッキに戻り、<スターダスト>が特殊召喚される!ターンエンドだ。」
キョン「ちっくしょ・・・ドロー!!!・・・きた!俺は<サイバー・ドラゴン>を特殊召喚!さらに<氷結界の風水師>を召喚!」
遊星「・・・?」
キョン「レベル5、<サイバー・ドラゴン>に、レベル3、<氷結界の風水師>をチューニング!」
「集いし願いが、新たに輝く星となる!光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、<スターダスト・ドラゴン>!!!」
遊星「スターダストだと!?」
キョン「<スターダスト・ドラゴン>で、<スターダスト・ドラゴン>に攻撃!」
遊星「相討ちか・・・?」
キョン「ダメージステップ時、<シンクロ・ストライク>を発動!<スターダスト・ドラゴン>の攻撃力は、1000ポイントアップする!」
遊星「何!?」
キョン「響け!シューティング・ソニック!」
遊星「ぐああああああっ!」
遊星LP450→0
キョン「ありがとうございました。」
遊星「いいえ、こちらこそ。・・・そうだ、これを、君に託そう。」
そう言われて差し出されたのは、<救世竜 セイヴァー・ドラゴン>と<セイヴァー・スター・ドラゴン>だった。
キョン「え!?でもこのカードは・・・」
遊星「いや、今はこれを君が持つべきだ。俺たちのためにもな。」
キョン「・・・わかりました。」
俺は遊星さんからそのカードを譲り受け、チームKNSは準決勝進出が決定した。
あとがき
デュエル内容どうだったでしょうか。あまり書いたことがないのでどんな感じでいいかわかりませんが・・・これからもよろしくお願いします!