新幹線でGO
□LOVE CALL(山陽&九州)
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「うわぁぁ!」
目の覚める程の大声を上げると、ベッドから飛び起きる。
「なっ、なん…」
バクバクと心臓の音が鼓膜を打つ。
そして、纏まらない頭で状況整理をする。
ー俺しか居ないよな?鍵も閉まってたし…。鍵渡してる人間なんて居ないし…。
「全く騒がしい男だな」
山陽が悩んでいる間に、面倒臭そうにベッドから這い出る。
「なんで、あんたがここに居るんだ?鍵はどうした?そしてなんで、全裸なんだ!」
山陽の思考は、考える事を放棄し、直接本人に問う事を選択した。
「ははっはっはぁ…。全てもっともな質問だが、答える気はない!」
ベッドから降りると、高笑いをし言い切る。
「あっ、そうですか。って答えろぉ!」
山陽はすかさず突っ込みをいれる。