新幹線でGO

□pastime(上越&山形)
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久々の休日。
上越は、自室にいる。
軽い鼻唄混じりでいつもよりも楽しそうである。

「これも良いなぁ…」

口元に笑みを浮かべる。
テーブルには最近撮った写真が並べてある。
いつ何時もカメラを離さない上越。
同僚や、部下を始めどんな些細な物でも、上越の目に止まり、気に留まれば、シャッターを押す。

「良し、これにしょう…」

立てかけ式の写真立てに手を伸ばし、パチンと後ろを外すと入っていた写真を丁寧に抜き新しい写真を入れる。

「良し」

上越は納得したように頷くと、写真をしみじみ眺める。
正月の記念写真。通り掛かりの職員を捕まえて撮ってもらった写真。
九州の姿は無いが、それ以外の皆は揃っている写真。
上越の今年一番のお気に入りでもある。

「今度、山陽に頼んで九州の写真撮ってきてもらおうかな…」

人毎に写真を振り分けて、アルバムに挟んでいく。

「上越。いるだか?」

するとそこへ、ドアをノックする音と山形の声が聞こえた。

「ああ、居るよ」

上越は、口元を緩める。
『野鳥の会』に所属する山形は、上越にとって、趣味話のできる良い相手でもあった。

「今行く…」

立ち上がると写真を一瞥し、元に戻し玄関へ向かう。

「…やぁ、山形…」
「上越、今度な…」

玄関先で話す二人。
写真がそんな二人を眺めていた。


終わり


コメント
なんか、上越の撮る写真がとってもみて見たいです。
てか、なんか纏まりが悪くてすいません。
最近こんなんばっかでまぢ反省しますorz


いかがでしたか?
もし気に入っていただけたら『ぽちっ』とお願いしまぁす。



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