新幹線でGO

□買い物(山形&長野)
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「…」

山形は、給湯室の棚を開ける。
しかし、そこには粉物しか入っていない…。

「…」

ひとまず、棚を閉めると次は冷蔵庫へ視線を向ける。
今日は夜間会議がある。
会議まで時間のできた山形は軽食を準備しておこうと考えたのだ。

「お疲れ様です」

山形が冷蔵庫に手をかけた瞬間長野の声が聞こえ、一度作業を止め長野を出迎える。

「お疲れ様」
「山形せんぱい。お疲れ様です」

満面な笑顔で、駆け寄る長野。

「…」

山形の前で笑顔を見せる。

「早がったな」
「はい。山形せんぱい。なにかお手伝いすることありますか?」

給湯室に山形がいる。ということはなにか準備がある。長野が最近覚えた事だ。

「んだなぁ…」

山形は、その細い顎に指を沿え考える。

「…」

無言で指示を待つ長野。

「長野。チヂミと、お好み焼きと、ホットケーキと…」
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