読み物・文 ―短編ばかり♪―
□LOVE LETTER
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LOVE LETTER
僕には好きな人がいる。
その人は教職に就く人で、名前は再不斬。
普段は再不斬先生と呼んでいる。
好きになったきっかけは学校の昼休み、生徒とバスケットをしている姿を見て惚れてしまった。
いつもはスーツを着ているためか、彼の肉体美に惹かれてしまったのだろう。
再不斬先生の肉体美が忘れられない僕。
廊下ですれ違っただけで、胸がドキドキしてしまう。
男の人にこんなに魅了されたのは初めてだった。
だから僕は、頑張って再不斬先生にラブレターを書いた。
*****
再不斬先生へ
僕は生徒の白といいます。名前覚えてらっしゃいますかね???
実は僕、再不斬先生のことが好きみたいなんです。
バスケットをしている先生の姿を見て、惚れてしまいました。
先生、大好きです。卒業したら、僕と付き合ってくれないでしょうか???
お返事お待ちしてます。
白
*****
これを読んで再不斬先生は躊躇するだろうけど、僕の心は熱く燃えている。
だから生徒がいないところを見計らって、先生に渡した。
『再不斬先生、これ先生に手紙です。よかったら読んで下さい!!!』
『ああ、確かお前は白だったな。俺は生徒から手紙を貰うのは初めてで嬉しい。ありがとうな。』
そう言い残し、先生は手紙を手にすると僕の前を後にした。
翌日、学校へ登校すると下駄箱に手紙が!!!
もしかして、再不斬先生!???
すぐに手紙を開いた。
*****
白、昨日は手紙ありがとうな。こうやって手紙も書くのは何年ぶりだろうか???
俺もお前の事は生徒として大好きだ。だが、お前が俺に恋愛感情を抱いてるだなんて驚いたぞ。
同時に嬉しかった。可愛いやつで。もちろん付き合ってやるぞ、可愛い生徒のためだ。
今度、バスケットの試合見にこいよ。
先生より
*****
手紙を読み上げた瞬間、僕は一人跳びはねた。
だってだって再不斬先生からの愛のメッセージが貰えたのだから。
しかも手書きで!!!これは大切に保管しとかないとな。
その日から僕と再不斬先生はまるで恋人のように密着した日々を送るようになった。
-END-
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