FINAL FANTASY
□キミの強さ
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するとクラウドは、目を覚ました。
「オニ、オン…?」
その時ボクは自分の中でホッと胸を撫で下ろす。
そして、ボクは目に溜まった涙を拭って、クラウドを取り敢えず床にゆっくりと寝かせた。
「ティナを呼んでくるからちょっと待ってなよ!
絶対そこから動くなよ!」
今のクラウドの体じゃ動ける状態じゃないけど、クラウドの場合無理矢理でも動いて、どこかに行ってしまいそうな気がしたから、強く念を押して言った。
そして数分後、ボクはティナを連れてクラウドの部屋に戻った。
クラウドはボクが床に寝かせた状態から、少しも動いてはいなかった。
「ティナ…クラウドを治して!お願い!!」
途端にボクは不安に襲われていた。
「うん!」
ティナは力強く頷いて、クラウドの処置を始めた。