FINAL FANTASY

□キミの強さ
2ページ/9ページ

するとクラウドは、目を覚ました。

「オニ、オン…?」

その時ボクは自分の中でホッと胸を撫で下ろす。

そして、ボクは目に溜まった涙を拭って、クラウドを取り敢えず床にゆっくりと寝かせた。

「ティナを呼んでくるからちょっと待ってなよ!
絶対そこから動くなよ!」

今のクラウドの体じゃ動ける状態じゃないけど、クラウドの場合無理矢理でも動いて、どこかに行ってしまいそうな気がしたから、強く念を押して言った。


そして数分後、ボクはティナを連れてクラウドの部屋に戻った。

クラウドはボクが床に寝かせた状態から、少しも動いてはいなかった。

「ティナ…クラウドを治して!お願い!!」

途端にボクは不安に襲われていた。

「うん!」

ティナは力強く頷いて、クラウドの処置を始めた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ