航海
飲み忘れてたペットボトルの水が
ぬるくなって飲みにくくなってる
進みゆく時間は
時計の針のように巻き戻せない
幻のようにはかなく
消えそうな記憶と
寄せては返す波のよう押し寄せてくる
毎日にただ流されないように
船に乗って旅に出よう
まだ見えぬ明日に向かって
きっと地図のどこにものってない
新たな自分に会えるから
家の近くの空き地が
また一つ消えて
また一つ何かが建って
昔 そこに何があったのか
しばらく過ぎると忘れてる
空の青さとか
草木の緑の色とか
自然は変わらないのに
どうしてぼくら人間は
こうも日々流されてく?
自由に泳ぐ魚のよう
周りなんかに縛られずに
ただ前だけ向いて進めたら
どれだけ素晴らしいだろう
船に乗って旅に出よう
果ての見えない未来でも
いつも水平線の向こうには
輝く明日があるから
終わりなき航海は続いていく・・・
作詞・作曲:温