町屋
荒川遊園は今日まで休みみたい
いつもならとても賑やかなのに
久しぶりに来たよ
きみが暮らした街
今じゃもう懐かしい思い出
ふと立ち止まり
空を見上げて願う
離れて暮らす
きみの幸せを
ぼくは今ここにいる
きみは今どこにいる？
春の息吹を運ぶ風に溶けてゆく泪
駅前のファミレス
窓際のあの席
今もまだちゃんと残っているよ
尾久の原公園は今も変わらないよ
風の音と空の香りがする景色
きみがもうこの街を後にした事
分かってるはずなのに
探している
隅田川にかすかに
海の香りがしたね
きっときみの大好きな
夏がそこまで来ている
名前も知らなかった
あの頃のぼくじゃない
どれだけつよがってみても
やっぱそばにきみがいなきゃ…
いくつもの季節越え
出逢えたけれど
別離の春と共に
羽ばたくきみ…
今はもう縮まらない
きみとぼくのこの距離
ずっと変わらずきみの影に
恋い焦がれている
きみの影に…
この街で…
作詞・作曲：温