吉祥寺
きみと初めて歩いた道
今もたどればあの頃に戻れそうで
踏み出すその足が
かすかに戸惑う
『きみが好き』と告げたあの交差点
道角の花屋の前には今日も
色彩豊かな花達が微笑んでいる
話す内容なんて何でもよかった
一緒にいるだけで幸せだった
"あの頃"…
胸の奥底 鍵をかけしまっていた
"あの頃"を巻き戻した
きっと今日もきみはこの街のどこかで
誰かと過ごしているのだろう
きみと初めてケンカした日
本当に自分を情けなく思い
はがゆくなった時の気持ちを思い出した
きっとわずかな心の隙間
埋められないまま
やり場のない不安に襲われてただけだった…
胸の奥底 鍵をかけしまってた
忘れたはずの想い出は
今 なぜかこの胸で暴れだして
"あの時"の事 後悔している
きみと最後に歩いた道
今は ぼくは ひとりで歩いてみよう
きみがくれたもの思い出して
歩いてみよう…
作詞・作曲:温