小説

□大好き 佐久間さん!
1ページ/1ページ

宮佐久(♀)+不鬼(♀)



一目惚れをした。
グラウンドでサッカーボールを蹴る、水色の髪の少女に一目惚れをした。
走る度にたなびく髪に、鮮やかな茶色の瞳に。
歪な眼帯すらも愛しい。
彼女の姿を見ると心が踊るようで、、、いつもより大して走ってもいないのに息が苦しくなった。
そんな彼女と、ずっと話してみたかった。
何か理由さえあれば…………そう思っていた。



それなのに、そのきっかけは。







「た、頼む!洗濯してない鬼道さんのユニフォームを抱き締めながらhshsしてたことは黙っててくれ!!今度バレたら口をきいてもらえなくなるんだ………!!!!」




こんなのだったなんて。







「絶対に言うなよっ!?約束だからな!!?」


言わないと言ってるのに、俺を血走った目で見つめてくる俺の想い人……………………………佐久間さん。


「でも何であんなことをしてたんですか…………?」
「いや、だって可愛いだろ鬼道さん。俺と違って胸はないんだけどさ、あの控えめな胸がまた何とも言えないんだよ、分かるか?」
「はぁ…………」
「それを気にしていないように振る舞ってはいるけど、影で胸がでかくなる方法の本とかを読んでるところとか、マジ萌えるんだって!萌えとかいう言葉はあの人の為にあるんだ!!」


ようするに佐久間さんは、サッカー部の天才ゲームメーカーの鬼道さんに惚れているようだった。
女同士なのにとか色々思ったけれど、好きなものは仕方ないと思う。
俺が佐久間さんを好きなように。


「佐久間さん、あの……………」


協力、しましょうか?
気がつけばそう口に出していた。
何でそんな馬鹿げたことを口走ったのかは分からない。
でもきっと佐久間さんがあんまり嬉しそうに話すからだろう。
だからその顔をもっと見ていたくて。
それでもいいから、話すきっかけを失いたくなくて。


「いいのか?」


こくん、と頷くと佐久間さんが嬉しそうに笑った。
それから、僕と佐久間さんの『ラブラブ大作戦』が始まった。









―――――――――――――
友人からのリクエストで、書いてみた宮佐久。
宮坂君の口調が分からない、無知って怖いわ(^q^)
これね、続きます。
今日中にリアルタイムで更新して完成させますー。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ