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□snow
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はらはらと落ちる雪の中に、凛とした彼が溶け合う姿は酷く綺麗で、視線が引き込まれる
何物にも揺らがない強い存在感がある彼だけれど、何故だかその姿は余りに儚く見えた
繊細で美しいガラス細工みたいに、触れて仕舞えばパリンッと音を立てて消えてしまうのでは無いかとさえ思える程に
「何を見ている」
視線は空に投げかけたまま、彼が問うた
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