10/13の日記
21:08
ハロウィン小ネタ
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ハロウィンと夜の物語 で思っ(てしまっ)たことの小ネタまとめ。
星の綺麗な夜
洞穴 → 掘っても → 掘っても → 掘っても →キリがないっ!
嗚呼… 悲惨な → 或いは →愉快な → 視界は →奇怪な事態っ!
必死に → 振っても → 振っても → 振っても → キンが出るっ!
嗚呼… 悲惨な → 訳ない →愉快な → 世界は → 未開な時代っ!
根こそぎ → 掘り出せ ← 『第七の衝動』は唄う
《金鉱脈大盤振る舞い》だよっ! 全員集合っ! 《49年組》!
「……ねぇエリーゼ、凄くデジャヴを感じるんだけど、気のせいだろうか」
「奇遇ネメル。私モチョット頭ガ痛イワ」
「……私が掘っていたのは墓穴だった記憶があるのだけれど」
「コッチハ随分愉快ナ事態ニナッテルワネ。金脈ナンテ、後々ノ復讐劇シカ思イ浮カバナイケド」
「そこの兄ちゃん暇なら金山開かないかい!!金山!!儲かるよー?」
「クスクス! メル、呼バレテルワヨ?」
「気のせいだよエリーゼ」
「随分かわいらしいお人形さんも連れてるじゃないか!!ほら、金を掘り当てて、新しい洋服を買ってやると良い!!」
「あ、いやあの私は……」
「…………」
「……あの、エリーゼさん?」
「……オ洋服ダッテ」
「…………ウィ、ユアマジェスティ。おじさん一山!」
「まいどあり!」
何となく幸せな『第一の追憶』もあったけれど 結局… 人生なんてロクなもんじゃねえ……
「元々食うに困るわその上輪に掛けて戦争に搾取されまくったわで貧しくなった村から奉公に出た先の女将さんに、散々こき使われた末に肝臓料理にされました。ぶらんぶらんと首を吊ったことにされました。
必死に生きたけどロクなことがねぇ。……結局人生ってなんだべ、よぐわがんね」
「金掘り当てる博打しながら貧しいながら細々と妹の為に生きて、そのうちに月の女神のような恋人も出来て子供も出来てちょっと人生明るくなってきたのに、そんなこれからって時に背中からぶっすり刺されて死にました。
何となく幸せだった時もあったけど、結局、人生なんてロクなもんじゃねえ……」
「お互い散々な人生だなぁシェイマスだかウィリアムさん」
「全くその通りだなぁブラン子」
「「…………はあ」」
朝までハロウィン
悪戯するならー? いまでしょ!
「ジョニーはもしかして流行に乗り遅れた人?」
「うえっ? ちょっ、何を言うんだよこのカボチャ頭!!」
「いやいや、ふつうに感想感想。だってジョニー、流石には○し先生もそろそろテレビ出演減ってるって」
「……言うな」
「でも僕、そんな風に一生懸命背伸びしてるジョニーも良いと思うよ!!みんなノってくれて良かったよね!!」
「優しさが痛いです」
おやすみレニー
「レニーは眠ったかい」
「ええ、ぐっすり。今日は本当に楽しかったのね、疲れちゃったみたい。笑いながら眠ってたわ」
「それはいいね。本当に、この町に引っ越して良かった」
「感謝してるわ、あなた」
と、ケイトは夫の肩にちょこんと頭を乗せた。
脳裏につい数時間前までのお祭りが浮かぶ。愛しい息子は、大きなシーツを被ってお化けにな、と。
――本当は狼男がやりたかったのに、ジョニーったら僕には似合わないって言うんだよ。かぼちゃ頭じゃ狼男やっても格好良くないって!!失礼だよね。僕だってきっといつか狼男になるんだ!!
――あらあら、お母さんはシーツお化けも好きよ?とっても可愛いわ。
――男は可愛いなんて言われても嬉しくないよ!……でもね、さっき見せて貰ったんだけど、確かにジョニーの狼男、ぴったりだったな。早く夜にならないかなぁー。ハッロウィン、ハッロウィン♪
――ふふ、沢山お菓子を用意しなくちゃね!
「友達記念日にリヴァモア記念日、ハロウィン記念日だね」
「あら、ハロウィンは最初から記念日よあなた?」
「あっ、そうか」
照れくさそうに頬を掻いた夫にまたケイトは緩く笑って、立ち上がり台所に向かうと二つのグラスに並々とウイスキーを注いだ。
ころころころん、と大きな氷を三つ。
「あなた、どうぞ」
「ありがとう」
差し出されたグラスを一気に仰ぐ。こほ、と夫が咳き込んだ。
「これから」
「ええ」
「どうするね」
と、幾許の不安が滲む夫の言葉に、ケイトは、決まってるわ、とばかりに微笑んだ。
「歯磨きを忘れて眠っちゃったみたいだから、まずはお説教よ」
センクス フォア リーディング!!
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