no title 3
□Z
1ページ/2ページ
西尾維新座談会
会話オンリー
cast: 球磨川禊 喜界島もがな 零崎人識 匂宮出夢
禊もが、ひといず要素あり。
待機室A
「『はぁい、はじめましてしません!!』『というか話すことも無いね!!』『こんにちは!!』『みんなのアイドル、』『僕だよ!!』」
「ちょっ、禊ちゃんっ!? いつになくテンションが!?」
「『いやさぁ、僕も相当な過負荷だけど』『殺し屋さんとか』『殺人鬼には』『やっぱりキャラ負けするかなぁと思って』『悔しいから』『テンションだけは飛びぬけてみた』『あはっ』」
「………それは、何か間違ってるんじゃないかなぁ」
「『喜界島さんも』『自己主張しないと』『負けるぜ?』」
「いや、私はいい、かなぁ」
「『ふーん?』」
待機室B
「語ることなんて得に何もねぇし、っつーかあれ、何で俺出夢といんの? 確かこの前京都で連続殺人事件起こして……」
「ぎゃははっ、細けぇこと気にしてんなっつの、禿げるぜ人識。
今回は数年前のあーだこーだを全て『無かったことと考えて』楽しくイカれた奴らとお喋りするだけなんだしさぁ」
「お前以上にイカれている奴を俺は未だ嘗て見たことが無い」
「ぎゃっは、最高の褒め言葉だなっ!! 痺れるねぇ、いいっぜ、そういうの。これぞ人識って感じだ」
「………分かった、やっぱお前と話が通じる日は無いのな」
「まっ、そういうこった」
スタジオ
「『やっほぉ、話には聞いてるよ、匂宮さんに零崎くんだっけ?』『今日は宜しく!!』『嘘々』『ぶっちゃけ』『宜しくしたくないよね』『うっかり殺されちゃいそうだし』」
「ごっ、ごめんなさいお二人ともっ!! 禊ちゃんさっきからテンションがおかしいだけなんです。
あ、いつも変だけど、輪をかけてって言うか、あ、うん、気にしないでください」
「……お、おお」
「ぎゃっは、なぁんか面白ぇ組み合わせ」
「いんや、その当時の俺とお前だろ、出夢」
「『え、』『君達』『恋人同士だったりしたの?』」
「……ちょっ、禊ちゃん!!」
「え、お前らそういう仲?」
「そーそーっ、人識ったらとんだチキンだからこぉんな可愛い僕が迫ってもすぅぐ逃げちゃうんだよねぇ。
まぁったく、据え膳食わぬは男の恥っていうかさぁ、なっさけなぁ」
「お前にそこまで言われる筋合いは今のところ見当たらないんだけどな、出夢」
「『……』『へぇ』『そういう恋愛も』『ありなんだね』」
「禊ちゃんはお願いだから裸エプロン妄想だけで生きていける『まだ』普通の男子でいてね……?」
「『ま、』『法律的にはもう結婚できるよね』『そしたら』『……』」
「別れよっか、禊ちゃん」
「『全面的に僕が悪かったです』『すいませんでした』」
「「弱っ」」
「ところでテーマも何も決めないでテキトーに話し始めたけど、こんでよかったのか?」
「『テーマが決まらない』『事が』『テーマ』『みたいなもんだね』『壮大な』『ロジック』『みたいなっ』」
「ふーん、あ、喜界島っつったっけ、お前」
「あ、はい匂宮さん」
「男は案外ヘタレだから、迫ったらイチコロだよ、ぎゃはは!」
「ちょっ、」
「お前は男なんじゃなかったのかよ、自分の発言に責任持てや出夢!!」
「はぁ? 何言ってんの人識、この僕のキューティクルにビューティフルな髪みて男だ何てだぁれが認識すんのさ」
「……わかったお前の発言は今後一切信じない」
「『ってゆーか』『別に』『ヘタレじゃないし』」
「すぐに『また負けた、また勝てなかった』ってゆうじゃない、禊ちゃん」
「『あれは、』『ポリシー』『だし』」
「ポリシーで負けるって、だっさ」
「『……その刺青』『無かったことにされたい?』」
「ごめんなさい」
「人識、お前、人のこと言えない」