記念・企画(小説)

□初めて君と出会った日
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だが、運がよかったのか一人のお兄さんの弁慶の泣き所(向こう脛)に当たったらしい。
スキをついた俺は車とは反対の出口へ。

ドン

裏路地を出た瞬間人にぶつかった。

「(しまった、こっちにも仲間が…)」

「Ti senti bene? (大丈夫?)」


ん?俺の事を心配してくれている?
という事は、奴らの仲間じゃない!!


「Aiuto! (助けてください!)」

「Aiuto? (助けて?)」


その人の顔が路地の方を向く、「あぁ」と笑った。
そして、俺の前にでた。


「Buongiorno a tragedia famiglia tutti! (こんにちは、<<悲劇>>ファミリーの皆さん)」

「tulei! (あなたは!)」


その人が声をかけたとたんに、俺を追いかけてきた奴らは体を硬直させた。


「!? (何?どういうこと?)」


『この人に何か用かな?』


『…我が主が彼を気に入りまして…』

『またか…』


ちょ、またって…
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