Hyotei
□中編
1ページ/2ページ
「別れて、ください」
何を言われたんか、分からんかった。分かりたくもなかった。
ここから、また 中編
「なん、でや」
何とか声になったその言葉に、小雪はごめんなさいとしか言わへんかった。
どうやって帰ったんか、分からへん。
気付いたら俺の部屋に居た。
ショック、やった。
小雪から別れを切り出したことも。
小雪の言葉に、こんなにも傷付いてる俺自身にも―…
小雪が来るはずだった部屋で、俺は一睡も出来ずに一晩を過ごした。
考えてもしゃあないから、俺は小雪に直後聞こ思て、寝不足の体を引きずって学校に向かった。
クラスに小雪は居らんかった。
まだ学校に来てへんのかなと思うて、俺は自分の教室に戻った。
そんなんが続いて、一週間が経ったー……