ショートSS

□雨の日彼がおじゃまする(後編)
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「たまらねえな、その顔」

「ッ…誰がこんな顔にしたんだよ…!」

「俺だけど」

「っ馬鹿野ろ…っ!あ…あぁっ……!」

赤木は反発する零を抑え込み、質量のあるモノを無理矢理突っ込んだ。
我慢しろと言われたが、勝手に揺れと共に痛みを我慢する喚声があがる。
まぁ、それが赤木の狙いであることは考えるまでもなかったが、我慢ができない。

―――もっと欲しい。

そんな卑猥な言葉が口から溢れ、だらだらとこぼれていく。
赤木は要望に答え、動きを徐々に激しくしていく。
しばらくして、快楽が一瞬甘い痺れに変わった瞬間。

「赤木さ、……赤木さん……っ!」

零は大きく赤木の名を呼ぶと、ビクビクと震えながら果てた。

「う……くッ…」

赤木も珍しく呻き声をあげ、零のナカで果てた。


風呂からあがると、先に部屋に戻っていた零がベッドで横たわっていた。

「気持ちよかったぜ?」

眠っているだろう零に話しかける赤木。
すると零が顔をこちらに向けた。どうやら横になっていただけのようだ。

「思い出させないでください…」

拗ねるように口をつぼめる零。
かなり恥ずかしかったようで、目は合わせてくれなかった。
だがそこも零らしい、と赤木はわざとらしく笑って見せた。

「もう寝ろ。俺は隣で寝るからな」

「…はい」

「何だよ。何もしないさ」

「わ、分かってます!お休みなさい!」
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