ショートSS

□雨の日彼がおじゃまする(後編)
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「んぅっ……、ん…ッ」

体ごとワイシャツを引っ張り、乱れるように口付けしてやれば、零はすがるように赤木の腕を掴み、離さない。
ボタンを外す行為さえ邪魔になり、赤木はそのままワイシャツを引き裂いてしまった。

「あぁ…」

「良いんだよ。俺のだから」

そう言うと、赤木は早速はだけた胸の突起を舌先で弄び始める。

「、ッ……んんっ」

「何だ。もっといい声聴かせてくれよ」

声を出すのを我慢している零に囁きかけながら、今度は零の自身を擦り始めた赤木。
更なる快楽を浴びせられては、口を閉じようにも開いてしまう。
びくびくと赤木のしなやかな指の動きに反応しながら、零は必死で赤木にしがみついた。

「来いよ…」

下着も脱がせ、赤木は零を風呂に入らせる。
少し大きめの風呂は、2人がちょうど入れる大きさ。そういえば風呂場はこんな行為がしたいからこの大きさを選んだとか言っていたな…とぼんやり思い出した。
今思えばここでするのは初めてだ。少しだけ、不安になった。
だが赤木がそんな心境を知る由もなく、零を後ろから抱きかかえるように座ると、誇示するかのように自身を零の臀部に押し付けた。
零の思考はそこで一気に赤木で埋め尽くされる。

「や、大…き…」

「お前がぐずったからだ」

「なっ…!それは…赤木さんのっ……
………っあ……だめっ…」

有無をいわさず赤木は零の股に自身を滑り込ませ、ゆらゆらと上下する。
首筋や肩に何度も痕を残し、零の名前を呼びながら。
零はその度に小さく甘い声をあげ、それは確実に赤木の理性を崩していった。
だが、あまりにも限界だったらしく、

「零、このままじゃ入らないんだけど」

と、猛った自身をくわえるよう、零に促した。

赤木が風呂の縁に腰掛けると、零は大層恥ずかしそうに下を向きながら先を舐め始める。

「もっと上向いてやらねぇと辛いぜ?何度もやってんだからいい加減卑猥にやってみろって」

「……ぐ、ぅう…」

頭を無理矢理あげられ、ぐいぐい自身を押し付けられては卑猥に銜える他ない。零は涙目になりながら赤木の自身を銜え、擦った。

(ひ…卑猥にって無理なこと言いやがって…!)

決して口には出せない悲鳴を心の中であげる零。それを知ってか知らずか、赤木はニヤニヤと笑みを浮かべた。
なにがおかしい、と零が睨みつけるが、赤木から見ればそれは上目づかい。

「…おいおい、折角紳士面してたのによ」

その行為によってとうとう我慢の限界になった赤木。零を風呂の際に押しつけ、股を開かせた。
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