遙かシリーズ

□花火
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始まりがくれば終わりが来る。それは当り前で。

忘れていた、否 考えないようにしていたのかもしれない。


夏休みの折り返し地点になったあたりの日のこと。

『神子に話があるんだ。』そう言うなり白龍は望美にあることを告げた。

「白龍、今なんて…?」

あまりにも突然な話で思わず白龍に聞き返す。

「うん、私の力が夏の終り頃には完全に元に戻ると思う。」

そしたら、みんなをあの世界に返せると思う、と。
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