遙かシリーズ

□最初で最後の約束
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古寺



季史は雨に打たれながらも舞を舞っていた。
舞っている中、誰かの視線に気がつくと
そこには彼が逢いたいと想っていた少女が
雨に打たれながらも立っていたのを見つける。


あかねが古寺につき最初に瞳に入ってきた光景は
逢いたいと願った彼の人の姿。
雨に打たれながらも舞っている彼の姿に魅入って
言葉をかけようにも かけられなくなっていた。



不意に彼がこっちを見た。


季史とあかねの瞳が互いに合う。
そして 彼は彼女のいる方に向かって歩き出す。
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