死の魔女と死の外科医
□wanted!
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「さーあ、開くぞ…」
私たちハート海賊団は昨日の騒ぎを聞きつけ、船員は騒ぎの2時間後には全員船に戻り、アカリよくやった!!と私を褒め称えた。
そして間もなくしてローの出航の指示を受け、わかってましたと言わんばかりに全員はうきうきしながら出航した。
さすが、海賊。
そして今、今日の新聞がかもめ便で届き、シャチがその新聞をめくろうとしていた。
きっと昨日の騒ぎはあの少年海兵によって伝えられているだろう。
ローと私は朝が弱いため、少しぼーっとしながら、みんなの集まる食堂に足を運ぶとすでにみんな集っていた。
しかしまだアカリ本人が来てなかったから見てないのだろう、みんなそわそわしながら待っている。
『おはよう、みなさん。お待たせしましたね。』
まだぼーっとする頭でシャチにめくるようにお願いした。
《ハート海賊団 船長の妻
“死の魔女”アカリ
懸賞金
250,000,000B
DEAD OR ALIVE》
《ハート海賊団船長
“死の外科医”トラファルガー・ロー
懸賞金
200,000,000B
DEAD OR ALIVE》
うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
『…妻?』
「ククッ」
2億5千ベリーで軽々1回の騒ぎで2億超えをしてしまったことより、なぜ妻と書かれているのかの疑問のほうが上回った。
他の船員はあまり気にしてないみたいだが。
「将来的にはそうだろ?あ、いやもうそなのか。」
『そう言われたらそうだけど…
ロー…懸賞金アップ、おめでとう』
「ククッ あぁお前もな」
ローがいいのならいいんだろう。アカリはローに抱きしめられるといつもの席に腰を下ろした。
「今日の夜は宴だな。」
ペンギンは、ははっと笑いながらアカリとローの目の前に座ると、よく騒いだもんだとペンギンに昨日のことを詳しく問われた。
「アカリ、そういや昨日消した海軍はどこにいるんだ?」
シャチはもう知っているのだろう、笑いながら海軍ざまぁwwwと笑い転げてた。
『私もよくわからないのよ。私は“消えた”ことしか知らない。』
「恐ろしいな。
だから“死の外科医”より金額が上回ったのかもな。」
ローのほうをちらりと見ると、どうかしたのか?というような表情で私のほうを見てきた。の
ローの死の称号と、私の死の称号は天と地の差があるだろう。
彼には似つかわしくない。