死の魔女と死の外科医

□shut up
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『クルーシオ(苦しめ)』


アカリは夢を見ていた。
私の目の前には自分自身が立っていて、彼女は数人の闇祓いに無表情で許されざる呪文を唱えている……






「よくも仲間をっ」

最後1人になった闇祓いに私は杖を向けられ、麻痺魔法を飛ばされるが、いとも簡単に防御魔法で防いだ。



『知らないわ、あなたの仲間の事なんて。』




やめ…て・・・・




そして、私から緑の閃光が放たれた。






いや…やめて.......見たくない、知りたくない.............




アレは私じゃない…




断末魔がその場に響き渡り、生き絶えた何人もの闇払いが転がっていた。




『いや!!!もう私は戻らない!!!!
こんなこと、したくないっ!!!!』




もう私は死喰い人なんて呼ばれない…





彼が私を救ってくれた…






「アカリ・・・」


『っ…』



名前を呼ばれ、顔を上げると、目の前にかつての親友がこちらをおびえた目で見ていた



『そんな目しないでっ…』



「だって…あなた・・・」


『やめてえええええええええええええええ!!!!!!!』






しかし金縛りにあったように体は動かない…
その感覚に感じたことのない恐怖を感じた。



『ッッ!! 動いてよっ…



あれは私じゃない…私じゃない…



違う、ロー…ローッ!!』




必死になって彼の名前を呼ぶと目の前が真っ暗になった…



見えたのはかつての友人のさめた目



「あなたが私を殺したんでしょ?」


「あなたって本当に酷い人。」


「死の魔女の名前、お似合いよ。」



ごめんなさい


「自分だけ幸せになるの?」


ごめんなさい


「その自分勝手さ、まさにスリザリンね。」


ごめんなさい


「あなたのこと、信じていたのに。」


ごめんなさい


「名前を呼んではいけないあの人にたくさん抱かれて汚らわしい。」


ごめんなさい


「そんなあなたを誰が愛するって言うの?」


ごめんなさい




許してくれなんて言わない



ただ



あなたに会いたい
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