死の魔女と死の外科医
□c u soon
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アカリは集まった女性を見渡すと一人の年を取った老婆がでてきた。
「私が話そう」
「ばあ様!」
「私が適任じゃろう…」
『…よろしくお願いします』
アカリは騒ぎにならないように自分たちを隠すよう、隠ぺい呪文を唱えると男性も気づかず通り過ぎて行った。
「あなたは何者なの?」
子供を隠し、私を不振がる彼女たちは聞いてきた。
いきなり現れた不思議なことをする女性に不信感を抱くのも無理ないだろう。
アカリは考えた結果、
『今言えるのは私はあなた方を助ける存在よ』
それで信じろという私は少しきついかも知れないと自分に苦笑いした時間がない
「…彼女は我らを助けたのじゃ。失礼な態度はやめい……
我ら女は男に代々仕えておった。
決して結婚した自分の旦那というわけではないのじゃ…
我らは早い者勝ちで誰に使えるかが決められる。
女は男の所有物として扱われ、女をたくさん侍らすほどその男の強さを表しておる。
我らの番号がかぶっておったのを気づいたかのう?
あれは男自身の番号なのじゃ。
自分の番号をマーキングするようにつけてその数で争っておる。我らは耐え続けた、何百年も…」
『反逆しようと思わなかったの?』
「できんっ…刃向かったやつは…」
いやああああああああああああああ
「…我らの姿が見えぬのならば見れないのならばよい…
一見は百閧ノしかずじゃ。」
そういって間近で行われるのは虐待を通り越していた。
殴る蹴るはもちろん、たくさんの男のペニスを押し付けられ、次から次へと犯され続け、集団レイプという見るに堪えない状況。
『あなたたちはこんな状況で生きてきたの…?』
「…そういう文化なのじゃ。この島は…」
アカリはぐっと唇をかみしめると、杖をその女の子を襲っている男性に向けた。
『おば様、そしてみなさま、私の術がとけるのは私が死ぬときよ。
だから安心して、そんなことは起きないから。
私は同じ女性として、この現状を見放すことはできない。』
そういって振り返ると全員が大粒の涙を流し、ありがとうと嗚咽交じりにつむいでいた…
『私はどうしても先日きた海賊に会わなきゃならないの。場所をご存知よね?』
「…命の保証はできぬぞ。
おぬしが探しておる海賊たちは収容されておる」
ローたちが捕まっている、その言葉に私はかなり動揺してしまったのだろう。
先程から我先にと犯していた男性を一人残らず
殺してしまった